尼崎築港株式会社 AMAGASAKI harbor construction co., ltd.
MESSAGE
ごあいさつ
代表取締役社長 岡部 安治
当社は1929年(昭和4年)3月16日に浅野総一郎が尼崎の臨海部に近代的な工業地帯の造成を目指し、そのための会社を創ったのが始まりです。本社は東京市麹町区丸の内一丁目(当時)に、工事事務所は現地である尼崎に設置されました。当初、会社の経営は浅野家が担ったものの、戦後になってからは港湾土木の技師長であった祖父岡部三郎が継承し、私で10代目となっています。
戦前は、45万坪に及ぶ埋立事業のほか、バス事業やトラック事業をおこなっていましたが、戦時統制等により営業譲渡致しました。このほかにも、鉄道事業や水道事業などにも乗り出す計画がありましたが叶いませんでした。
戦後になってからは、埋立事業は行政がおこなうこととなり、当社は残された数少ない経営資源を糧に生き残りをかけていくことになりました。埋立造成した土地のほとんどは売却済みでしたので、手元に残ったわずかな土地の売買や賃貸、浚渫船の賃貸、土木工事請負業が経営の核となりました。
このような中、尼崎の水没した社有地を、1960年代からおよそ四半世紀かけて、嵩上げし、この造成地を倉庫や工場用地として、或いは、物流ビルを建設し、賃貸することにより、徐々に経営が安定し、さらに、私の代になってからは、自己株式取得による株主構成の見直し、不採算事業の廃止、賃貸物件の整理等をおこない、不動産賃貸業に事業を集約する中、健全着実な経営を進めて参りました。
会社創立100周年に向けて、さらなる発展を目指し、2017年の西新宿ヒノデビル購入に続き、今般、恵比寿に土地を取得し、賃貸ビル建設を計画していますが、当社物件に入居するテナント様が、安心して快適に活動できる良質な場(物件)を提供することで、ささやかではありますが、社会に貢献できればと考えているところです。
皆様におかれましても、引き続きご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
尼崎築港株式会社
代表取締役社長 岡部 安治
COMPANY
会社概要
- 社名
- 尼崎築港株式会社
- 本社所在地
- 〒104-0061 東京都中央区銀座2丁目9番13号GINZA-2 4階
- 設立
- 1929年3月16日
- 代表者
- 代表取締役社長 岡部安治
- 主な事業内容
- 不動産賃貸業
- 主要取引先
- 日鉄ステンレス鋼管株式会社、株式会社ニチレイロジグループ本社、
寺田倉庫株式会社、株式会社フジサワ・マルゼン、
株式会社三井住友銀行 - 資本金
- 20,000千円
HISTOPRY
沿革
- 1926年2月
- 浅野総一郎、鶴見・川崎間150万坪の埋立事業(後の京浜工業地帯)に続き、
尼崎に1万トン級の船舶が接岸できる近代的臨海工業地帯の造成を計画し、
兵庫県に出願(約50万坪) - 1928年5月
- 尼崎市他2村地先公有水面埋立免許取得
- 1929年3月
- 尼崎築港会社設立
資本金 1,000万円、初代社長 浅野総一郎
本社所在地 麹町区丸ノ内一ノ二
主な株主 東京湾埋立(株)、山下汽船、浅野総一郎他 - 1946年6月
- 財閥解体により、制限会社に指定される
- 1948年6月
- 民間企業による埋立事業そのものが国や地方公共団体がおこなうこととなり、
当社の尼崎海面埋立事業終了 埋立造成総面積約46万坪
以降、体制を縮小し、所有土地の販売、賃貸と浚渫船の貸船を主な事業とする - 1949年10月
- 建設業者登録
- 1949年11月
- 制限会社指定解除
- 1969年7月
- 尼崎市末広町の自社所有地嵩上工事開始
- 1971年10月
- 建設大臣許可取得
- 1979年11月
- 東電配電図面管理事業開始
- 1992年10月
- 尼崎市末広町の自社所有地嵩上工事完成
- 1993年4月
- 自由が丘ビル取得
- 1993年9月
- 尼崎物流ビル開業
- 2009年6月
- 尼崎市末広町ビル取得
- 2015年3月
- 東電配電図面管理事業譲渡
- 2015年8月
- 土木事業廃止(建設業廃業届)
- 2017年3月
- 西新宿ヒノデビル取得
- 2022年4月
- 恵比寿南一丁目土地購入
-
作業船:︎浚渫船 武庫丸 mukomaru
主力の浚渫ポンプ船。当時としては大型の750馬力電動
ポンプ船(全長36.5m、幅9.8m、深2.6m)を建造した。
船体および機械部分は、浅野造船所に203,200円で発注
した。電機関係は日立製作所に17,204円で、別に150
馬力電動機1台を芝浦製作所に2,155円で発注した。この
浚渫船は武庫丸と命名され、昭和4年11月に進水した。
ACCESS
アクセス
CONTACT
お問合せ